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日本の鍼灸治療は、中国よりも進んでいる理由

鍼灸治療は、中国発祥の東洋医学から発生したものであり、中国の方が研究が進んでいると思われるかもしれません。中国では、清の後期の時代に、東洋文化を捨て去り西洋文化を積極的に取り入れてきた時代がありました。文化大革命の時代は、知識人を排除し、農作業に力を入れる政策をも行っていたのです。その結果、鍼灸治療の文化は、衰退し、中国でも否定される時代がありました。鍼灸治療の文化は、日本に残されており、現在の中国に至って日本からの逆輸入で普及しています。日本国内でも、戦後、GHQの政策により東洋医学が否定されましたが、東洋医学を守る運動によって民間療法として残され続けていたのです。GHQの目的は、日本に薬を売るために、東洋医学が障害になるためだとも言われています。現在の鍼灸治療は、西洋医学でも認められ、日本と中国のみならず世界的に研究が行われているのです。日本では、施術を行うために国家資格を必要とするものであり、質の高さが認められている話でもあるでしょう。

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